胸水との戦い.2入院して入った部屋は2人部屋でした。狭い部屋に2人…。 今回は右肺に水が溜まってました。 入院と同時に先日も施した、胸水を抜く処置をしました。 胸水を抜くと、じぃじはかなり痩せました。 栄養もとられていくのかな…。 指導医のT先生から説明がありました。じぃじ抜きで…。 T先生・「抗癌剤はもうしない方がいいと思います。」 私・「どうしてですか?理由を教えてください。」 T先生・「治る見込みがないからです。」 母・「ほんの少しでもいい、私たちに希望をもたせてはくれないのでしょう か?」 T先生・「私も可能性があれば色つけて話すけど(苦笑)」 私・「先生の家族ならどう思われますか?」 T先生・「無駄なことはしない。どうしてわかってもらえないのかな~」 私・「このままいくと、父は苦しむのでしょうか?」 T先生・「苦しみますね」 このような話が長々と続きました。 今までしていた抗癌剤にしても、結局変化がなかったのは 効果がなかったのです…と先生から。 ちょっと待ってよ、この前の説明の時は大きくなってないから このままでいきましょうって言ったじゃない!! まったく効果がみられなかったなら、他の抗癌剤も試せたかもしれないのに。 色つけて話すって何?? 無駄って何?? じぃじの病状が思わしくないこともショックだったけど こんな先生に命を預けてたかと思うと、パニックになった。 とりあえず私は席をたった。 じぃじは処置をして水が抜けたので、元気にしている。 その夜2人部屋のもう一人の人が救急で入ったという…。 じぃじと同じ病状のAさん。 その後じぃじと仲良くしてくださった方です。 家に帰ってから、色々考えた。どうしてもあの先生との信頼関係を築くのは難しいと思ったから…。 直接言おうと思ったが、とりあえずご意見箱に意見を書いた。 そして先生に言おうと思ってた日、病院に行くと 指導医は他の先生になっていた。 I先生…穏やかな先生。 投書がきいたのだろう。とりあえず信頼できそうな先生でよかった。 それは5月の中頃のことでした。 じぃじはAさんと仲良くやっている。 じぃじより10歳年上で、肺癌の末期だと本人は仰ってました。 僕は末期ではないけど、調子よくないねん…って言う、じぃじ。 胸が痛かった。 毎日病院に通うのが日課になってました。 ケイタも一緒にね…。 |